最新科学の面白いところを盛り込みすぎるほど盛り込んで、無理矢理スジをつけるとこうなるのだろうけど、オチはオカルトになってしまい残念。だって乳首三つって悪い冗談にしか聞こえないし、主体によって観察が変るっていう量子力学をこんなにも逃げの一手にしたってのが作者のもだえを感じられてたのしい。「ああああこんな設定したもんだからこうしなきゃつながんないなあ、無理あるよなあ」って頭かきむしっていそう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説 長編
- 感想投稿日 : 2011年10月17日
- 読了日 : 2011年10月17日
- 本棚登録日 : 2010年10月26日
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