ハリー・ポッターと死の秘宝 ハリー・ポッタ (Harry Potter)
- Pottermore Publishing (2015年12月8日発売)
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感想 : 31件
泣いたー。映画ではスネイプのくだりで感極まるんたけど、原作だとそこは意外にもあっさりで、むしろハリーが自分の死を受け入れる云々の方に比重が置かれている。そこが最大の勝利のポイントであるし主人公の犠牲はハイライトなので当然な点で、映画よりもいい。ヴォルデモートとの対戦は小説ならではで、動きの見れない小説だからこそ語りでの勝負になってる。映画ではビジュアルで表現していたけど納得や理解という点で小説の方が当然いい。ここで泣いた。ダンブルドアとのキングス・クロス駅での邂逅も丁寧で良かった。
映画版は前後編なこともあり比較すると特に前編はそのままきちんと映画化しているんだけど、後編は上記の理由から小説の方がわかりやすく感動できる。ただ仕方がないことなのかなと。言葉での説明を排除して原作の結果を矢継ぎ早に見せている。原作の映像化版といわれる所以かなと。映画だけだと物足りない部分がかなり補完された。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
kindle Unlimited
- 感想投稿日 : 2024年2月9日
- 読了日 : 2022年4月10日
- 本棚登録日 : 2024年2月9日
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