久々にアート系ではない原田作品。チェリストの母と指揮者の父のもとで育った娘が、音楽と親と再び向き合うまでの話。音楽ものの小説を読んでいると、自分も楽器演奏にひたすら打ち込んでみたくなる。若い頃にもう少しこういう本を読んでおけばよかったなと思う。
でも、家庭環境で小さい頃からひたすら楽器をやってた人って、実際にはこんな甘いものじゃないだろうなあと思う。と、以前、ピアニストの書いた演奏中に続きが思い出せなくなる恐怖についての本を読んだときのことをふと思い出してしまった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月11日
- 読了日 : 2021年2月11日
- 本棚登録日 : 2021年2月11日
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