よしながふみの描く悲しみは優しい水のようだと思う。
じんわりと心に浸透し濡らすのだけれど、それが全く不快ではない。透明で押し付けがましくない、やはりクラシック音楽のような味わいがある。
彼女のどの作品もそうだけれど、この読後の清清しさが、私が彼女の作品に囚われる一番の原因かもしれない。
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- 感想投稿日 : 2010年10月24日
- 本棚登録日 : 2010年10月24日
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