日本の経済: 歴史・現状・論点 (中公新書 1896)

著者 :
  • 中央公論新社 (2007年5月1日発売)
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感想 : 19
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日本の経済の近現代を時間推移と共に解説した書。
仕組みや背景を追うことができる。
また,バブル経済などは詳細な説明と筆者の観点からの主張があり,非常に勉強になる。

経済を詳しく知りたい人におススメ。
入門書としては少しレベルが高い。できれば入門書をかじって経済の概要を把握してから読むとより理解が深まりいっそう興味深く読めるだろう。

まとめの部分の指摘に,経済行動の批判の根拠に倫理規範などを挙げていたものが少しあり,
なぜ論理性を最後まで貫かなかったのか少し疑問に感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2010年6月4日
読了日 : 2010年6月4日
本棚登録日 : 2010年6月4日

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