一気読み。下巻の展開は、上巻読了時点で全く予測不可能だった。
噂に違わぬ、複雑だが最高に面白いミステリである。こんなにおぞましいことが隠されていたなんて。
……とはいえ、花の贈り主とその理由は、薄々気付いていた。その点、オーストラリアの描写は穏やかで安心感があってよかった。
物語の最後のリスベットが、すこし悲しい。
しかし、殺人犯にレイプされかける男主人公と、それに駆け付ける女相棒、って新しいなぁ。
カッコイイです。リスベット。対してミカエルは…魅力的なのだが、スウェーデンの風俗というか貞操観念というか、そういう点ではいい加減に見えてしまう。それとも、日本でも案外こんなもの?私が知らないだけ?
端々で、どうやらリスベットが虐待と近い何らかの過去を持っているような描写がある。次巻を追えば明かされるのだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説【借り物】
- 感想投稿日 : 2012年4月25日
- 読了日 : 2012年4月25日
- 本棚登録日 : 2012年4月23日
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