上橋菜穂子さんのようなファンタジー冒険譚を期待して読み始めた。王都の図書館の塔に召し抱えられる少年キリヒトが主人公で、ラピュタのパズーのイメージを重ねて読んでいたのだけど、102ページ目で断念することになった。
理由は、例えば図書館の様子や、人物紹介の描写、登場する小物に至るまで、ありとあらゆる描写が細かすぎて冗長に感じ、自分の読書リズムと合わなかった。
図書館の天井がどんな素材で、どういう造りになっていて、どんな灯りが設置されていてどれぐらいの明るさなのか・・・みたいな描写があらゆる箇所で長々と続くのでストーリーが全然進まないように感じてしまった。
私の日頃の読書スタイルがそういう細部描写にあまり注意を払わない読み方であるため、先日読んだ「獣の奏者」であれば100頁目にもなれば物語は大きく進展していたことを考えると、本書は自分には合わないのかなと判断した。
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- 感想投稿日 : 2022年7月12日
- 本棚登録日 : 2022年7月12日
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