R1.10.23 読了。
サトラコヲモンサマの正体、姉の奇行と世界をめぐっている間に見つけた大切なもの、父と母の離婚の理由、自分の身体に生じた変化への戸惑いなどなど、激動する展開に目が離せなくなり、一気読みしていた。自分とは?家族とは?それぞれの想いとは?を考えさせられた作品でした。すぐには消化できないかもしれない読後感。良い意味でやられた。
・「信じられるものなら、何でも良かった。あらゆる人の、たくさんの苦しみ。決して解決出来ないものもあったし、どうしても納得できない残酷な出来事もあった。きっとそういう人たちのために、信仰はあるのだろう。自分たち人間では、手に負えないこと。自分たちのせいにしていては、生きてゆけないこと。それを一身に背負う存在として、信仰は、そして宗教はあるのだろう。」
・「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけない。」
・「自分だけが信じるものを見つけなさい。」
・「大切なのは、人が、ひとりひとり違うことを認めることだ。」
・「僕が生きていることを、生き続けてゆくことを、僕が信じているということだ。」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年10月23日
- 読了日 : 2019年10月23日
- 本棚登録日 : 2019年5月10日
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