取り替え子 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年4月15日発売)
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本棚登録 : 493
感想 : 44
5

「おかしな二人組」三部作のスタートとなる作品。義兄である伊丹十三の死を経て書かれた作品ということで、吾良が大きな役割を持って描かれている。とも言えるし、いやいや、吾良は彼の他の作品でだって大きな役割をいつだって担っていたじゃないか、とも思うし。終盤がとても美しかった。モーリス・センダックの絵本を一つの題材として展開される部分が。そうか、だから取り替え子なのか、と。(10/6/7)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年8月17日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年8月17日

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