「生きていれば、最悪の日もある。されど、最高の日もある。それが人生」(ゴーヨク堂)
「本当のことなんて誰もわからないの。だったら、信じたい方を選ぶしかないでしょ」(キャサリン)
「誰かのためにっていうのはさ、自分を大事にしてないってことなのかな。俺さ、野ブタのために一生懸命やってるときが、いちばん自分らしかったなって思うんだ」(桐谷修二)
リンチされていたタニを見殺しにしたことでクラスのみんなから信じてもらえなくなった修二。
こういうときに側にいてくれる人が本当の友達なんだと思う。
「信じれば、どんなことも解決できる。一緒に、信じてください」
野ブタパワーで3本の紐が1つになるシーン、感動的だった。
何か一緒にものを食べて楽しかったりとか、同じ景色を観て、「わーこの景色一生忘れねえんだろうな」って思ったりとか、死ぬほど笑ったり、ときには心配とかもしちゃったりして、もっと一緒にいたいなあって思ったり、そういうささやかなことが「人を好きになる」ってことなんだな。
「ちゃんと笑えるようになったよ」と言って野ブタが青空に微笑みかけたラストシーンにも感動した。
寂しさを誰よりも知っているからこそ、人に対して優しくできる野ブタ。
周りにあんな子がいてくれたら、僕も優しい人間になれそうな気がする。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年6月13日
- 読了日 : 2010年3月19日
- 本棚登録日 : 2020年6月12日
みんなの感想をみる