クランシーは、日米開戦から本書に至るまで一貫して影の悪として、中国とインドを描いた。アメリカの一つのコンセンサスとして中国とインドに距離をおいているのだとすると興味深い。
BRICのうちBのブラジル以外はアメリカが仮想敵国とおいて不思議がないという認識感があると思うのは読みすぎだろうか?
ブッシュ大統領就任前にライアンの示す強いアメリカへの共感がアメリカ国民にあったとすれば、今日のアメリカの下地をつくったのは、間違いなくT.クランシーである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
軍事スリラー
- 感想投稿日 : 2013年9月16日
- 読了日 : 2013年9月16日
- 本棚登録日 : 2013年9月16日
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