本編をきっかけに、なかなか手に取ることのない名作に出会えるのが面白い。
「たんぽぽ娘」は本編で印象に残っていて、なるほど名作かなと感じた。50年も前に発行されたタイムマシンもの。美しい世界表現、余韻を残したエンディングで登場人物の心のうちを想像してみたり。
宮沢賢治は、昔読んでもよく分からなかったが、改めて読んでみると、何かを理解するというより、その世界、美しい文、というところに興味を持った。
太宰治、難解というのか、自己陶酔、自己愛が強いというか、他の作品もこんな感じ?こういう世界、難しい心の中を表現しているところにファンが多いのか?初めて触れてみたが、これだけでは分からず。
「フローテ公園の殺人」「せどり男爵数奇譚」は、フルで読んでみたくなった。
ほかに本編で印象に残っているのは、「時計じかけのオレンジ」、確か結末の異なる複数のバージョンがあったとか、読んでみよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月18日
- 読了日 : 2020年10月17日
- 本棚登録日 : 2020年10月18日
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