コミュニケーション技術: 実用的文章の書き方 (中公新書 807)

著者 :
  • 中央公論新社 (1986年6月23日発売)
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本棚登録 : 263
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アメリカのテクニカル・コミュニケーションをベースにして記された1986年発行の本書。日本語と英語は語順などの相違はあるものの、伝わる文章、伝えるためのパラグラフ構成は共通であり、普遍的と言うことか。著者が指摘しているが、日本でこのような「技術」について学ぶ機会は、どれだけあるのだろうか。

「ワンワード/ワンミーニング」曖昧な名詞と動詞に注意。例えば「メーターを見る」。
「行う」は極力使わない。例えば「分析を行った」は「分析した」で十分。
「ワンセンテンス/ワンアイディア」短い文で区切ればよい。
「修飾する言葉と修飾される言葉が離れすぎない」
「語句の重複を避ける」、「当店のコーヒーは炭火焼きコーヒーを使用しております。」、「お互いに相互作用を」など。
「ワンパラグラフ/ワントピック」この本の後半部分は、パラグラフの展開方法の説明に終始している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年12月2日
読了日 : 2016年9月13日
本棚登録日 : 2016年7月20日

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