荒野の絞首人 (角川文庫 赤 541-6)

  • KADOKAWA (1985年8月1日発売)
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本棚登録 : 33
感想 : 2
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これははっきり云って駄作でしょう。金を出して読むまでの無いミステリだった。

この物語のキーとなるリン殺害の真相とリップの正体は予想通りで、全体的に地味なトーンで興趣をそそられなかった。
『ロウフィールド館の惨劇』のように日常の何気ない障害の連続がユーニスの狂気を徐々に発動させたような説得力に全く欠けていた。

さらに、翻訳のぎこちなさ。小泉喜美子の訳とは思えないほどの直訳文体だった。日本語になっていなくて理解に苦しむ文が多々あり、非常に不愉快だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ&エンタテインメント(海外)
感想投稿日 : 2018年7月1日
読了日 : 2018年7月1日
本棚登録日 : 2018年7月1日

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