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文筆家、画家、音楽家など様々なジャンルの84人が書いた「冬」と「本」にまつわるエッセイ集。

ハードカバーだけれど手のひらほどのコンパクトサイズ。
すべすべした表紙に和田誠のやさしいイラストの装丁。
まず、カタチからして良い。

見開き2ページが一人の担当で構成されていて、本の紹介というよりも、その人の冬の思い出が書かれている。加えて、著者名の「あいうえお」順なのがなんだか小学校の文集のような懐かしい感じがする。

本の企画から発売までには大変な苦労があるのだろう。
「はじめに」を読むとこの本がいかに編集部の方々の思いのこもっった本か、そして、とっておきの1冊になったのだろうなぁということが伝わってくる。
実際、編集部のねらいどうりの本ができたのではないかしら。

冬の本だけれど、暖かな気持ちになる本だ。
一気に読むというよりは、冬の日に気の向いたところからパラパラ読みたい。

図書館スタッフ(学園前):ノビコ

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帝塚山大学図書館OPAC
https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/763990

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館おすすめ本 ~2017
感想投稿日 : 2018年5月25日
読了日 : 2018年1月23日
本棚登録日 : 2013年7月21日

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