戦前戦後において、哲学の読書などを中心とし、自分の人格を高めるという教養主義が流行した。しかし、現時点において,そのような教養主義は没落してしまったと言えるだろう。
そのことについて書かれたのが本書である。
現代の大学において、「教養」とは、以前の教養とは別の物を指しているように感じられる。
これは大学のユニバーサル化の影響である。
そう言ってしまえばおしまいだが、事はそう単純ではない。
その背景について教えてくれると言う点で,この本には価値がある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本(新書)
- 感想投稿日 : 2009年11月12日
- 読了日 : 2009年11月12日
- 本棚登録日 : 2009年11月12日
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