読みはじめは、この話おもしろくなるのかな?とちょっと不安を感じたりもしたのですが、高揚感のあるロマンチックなお話でした。
ゼロ戦が素晴らしくすぐれた飛行機だと「永遠の0」で百田氏も書いておられましたが、その直前の日本でこんな逸話があったんですね。
世界で初めて世界一周飛行をなし得た純国産飛行機「ニッポン」とその乗組員たちの物語、この部分は実話ベースです。
最近、国産飛行機のニュースあったけど、こんな史実ぜんぜん知らなかった。
物語は、世界一周に挑戦するも太平洋上で失踪した女性パイロット(こちらもモデルが実在)のドラマチックな生き方と、1939年の「ニッポン」の世界一周飛行が絡んで展開していきます。
エイミーが、そして「ニッポン」が海を越え陸を越えるたびに、気持ちも飛翔していくようで、どんどんページが進みました。
世界はひとつ。
アインシュタインの手紙と、ジュンペイのラストのあいさつ、泣けました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
原田マハ
- 感想投稿日 : 2013年6月27日
- 読了日 : 2013年6月27日
- 本棚登録日 : 2013年2月17日
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コメント 1件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/08/03