お世話になっております。陰陽課です (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015年11月25日発売)
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感想 : 20

「新入職員、初出勤日に戻橋で妖怪に襲われしこと」
所属するはずの課がある建物を探していた時。
見えない何かに恐怖だけ感じるというのは、とてつもなく怖い体験だろうな。
ましてや、その正体を知らないとなると恐怖が増すだろうな。

「新人、狐に化かされしこと」
食事中に起こった不思議な出来事。
何事も無く突然世界が変わったら誰だって驚くだろうな。
あんな長い呪文をあの短時間でよくメモして、冷静に呪術を行うことが出来たな。

「怪しき女、洛中を騒がせしこと」
街中で噂になっている異人の正体は。
いくら相手の事が心配だったとしても、もう少し探す方法は無かったのだろうか。
彼女自体が無害な事を知って知らせない彼も意地が悪いな。

「公認陰陽師、呪詛を除きしこと」
課長を脅し呪った方法は。
いくら心配をかけたくないといえ、こんな状態になるまで放置しては駄目だろう。
呪詛をかけた者は自分の気配を悟らせない隠し方をする等、頭の良い相手だな…。

「新入職員、式神を得しこと」
課長を脅し課を潰した犯人は。
この場合誰が得するのか、普通に考えただけでは分からないだろうな。
書類の偽造だけで無く、規則まで偽造してバレずに貫き通した彼女はある意味一番とてつもないかもしれないな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 峰守ひろかず
感想投稿日 : 2018年2月3日
読了日 : 2018年2月4日
本棚登録日 : 2017年10月2日

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