浜村渚の計算ノート 8さつめ 虚数じかけの夏みかん (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2017年10月13日発売)
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感想 : 31

「数の砂漠をはるばると」
数学のふるさとはどこ。
もし誰も数字を作ろうとしなければ、今でもローマ数字だけを使ってたと思うと凄いよな。
せっかく持って来てくれたものを、このような使い方をするなんて勿体ない所ではないのでは。

「高塚十兵衛最後の事件」
友愛数が示すこととは。
一人の人間として相手と接していたからこそ、隠されたメッセージにも気付けたのかもな。
これまでも同じ様な無茶な逮捕劇をしていたのであれば、よく定年退職まで生きていれたよな。

「回るヨコハマ捜査線【前編】」
ソファー問題が解決へ。
一見不可能に見える事柄が、考え方を変えるだけで可能になる事に気付いた人は凄いよな。
犯行声明が出るより前に事件が起きてしまっていたが、ミスなのか故意的なのかどちらなのか。

「回るヨコハマ捜査線【後編】」
論文の続きは頭の中に。
全て書き終えていたら、連載ではなく論文の全てを一冊にまとめて発表するのではないか。
彼が最後に言い残した言葉に何の意味があるのか分からないが、良いことではなさそうだよな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 青柳碧人
感想投稿日 : 2022年7月11日
読了日 : 2022年7月11日
本棚登録日 : 2022年7月11日

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