「司、亜門とかつての自分を振り返る」
彼女が出ていってしまった理由。
これから二人で歩もうと決めた矢先に起きた出来事としては不幸を嘆きたくなる気持ちも分からなくはないが、二人で歩むからこそ前を向いて欲しかったのだろうな。
彼等が居たからこそメッセージの意味を理解出来たが、彼一人だったら全て失っていたかもしれないな。
「秘密の珈琲」
彼のみが入室する書庫には。
誰にも勝手に入られたくない場所の一つぐらいあるだろうに、いくら気になっても踏み止まるべきだったろうな。
「司、亜門の背負うものを知る」
彼等が隠していた本当の姿は。
全く人の話を聞かず自分のノルマの為だけに友好関係を否定し信仰と勝手に呼ぶのは間違っているだろうし、彼の方が悪魔に近しい様に思えたな。
もしも彼が殺されてしまっていたら、本当の言葉など届く事も無かったろうし悔いしか残らなかったろうな。
「調和の珈琲」
外出先で出会った友人は。
ここまで詳しい人は中々居ないだろうし、そんな中で自分の事をしっかりと理解してくれていたら嬉しいだろうな。
「司、亜門とクリスマスを過ごす」
天使だからこそ幸せを引き寄せる。
傍から見たらとんでも無くお節介な人であると同時に不審者として通報されても何も言えない状況であるが、彼の言葉があったからこそ幸せな一時を過ごせたのだろうな。
一度すれ違ってしまった思いは、どちらかが素直に気持ちを伝えなければ何も変わらないのだろうな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
蒼月海里
- 感想投稿日 : 2019年10月12日
- 読了日 : 2019年10月13日
- 本棚登録日 : 2019年10月12日
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