20年位前に映画で見た原作を初読。映画自体、よく覚えてはいないもののなんとも悶々とする内容だったわけだが、小説のほうがさらにきつかった。
前半と後半で語り部が違うが、いずれも「マゾ」としか言いようのないキャラクターで、どこをどう読んでも痛い。始終「アイタタタタ」と悶絶しながら読まなくてはならなかった。
まあそこまでの感覚を呼び起こさせるという点では、真に迫っているわけで、日本映画とその周辺のいやらしさや暗さというようなものがよく表現できていると思う。
最後の階段落ちは、映画ではフォローされてたんでしたっけね?改めてみようと思いませんけれども。
今の時代だと、いじめだの暴力だので、もうテレビでは放映できない内容ですからね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
一般小説
- 感想投稿日 : 2015年2月20日
- 読了日 : 2015年2月20日
- 本棚登録日 : 2015年2月20日
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