十月の旅人 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1987年2月1日発売)
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本棚登録 : 132
感想 : 14
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一部怪談のブラッドベリ短篇集。ブラッドベリ独特の詩的な表現が控えめ、と思っていたら、解説にも同じことが書いてあった。かなり初期の作品らしい。

時間を飛躍する話では、タイムマシンではなくタイムパラドックスに着目して、面白くしてくれるところはさすが。あとやっぱり、ブラッドベリ版「マグロマル」の「ドゥーダッド」は名作。途中で出てくる「ガジェット」は、この作品より前からあった言葉なのかどうなのかというのが知りたいが、多分調べてもわかんないんだろうなー。

面白かったのに☆2つなのはなぜかというと、とにかく訳がダメ。新潮文庫からでているブラッドベリ作品が悪いのか、ブラッドベリの訳本が軒並みダメなのかは、それほど読んでいないから解らないのだけど、読みにくいし理解しにくい。

繰り返しになりますが、内容は良かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2015年5月28日
読了日 : 2015年5月28日
本棚登録日 : 2015年5月28日

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