本当はずっと誰かに、ただ自分だけを見てほしかったんだと思う。話は上手く出来ないけれど、自分の目を見て微笑んで欲しかっただけなんだと思う。うん、うん。そうだね、そうだねって相槌打ってくれればそれだけで良かったんだと思う。
そんな人と出会っていたら、祐一はもっと違う形で寂しさということがどういうことか気づけたかもしれないのに。自分の話を誰かに聞いてもらいたい。そう思う祐一はこれから先、何処へ向かうのだろうか。
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日本文学:著者や行
- 感想投稿日 : 2018年1月30日
- 読了日 : 2018年1月30日
- 本棚登録日 : 2018年1月30日
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