フラニーとゾーイー (新潮文庫)

  • 新潮社 (1976年5月4日発売)
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本棚登録 : 3429
感想 : 339
5

私にとって心の絆創膏的な作品。

若い魂が必ず直面する、いやらしい現実との衝突に戸惑い、それらを拒絶するフラニー。フラニーが当惑する様に、自分の面影を見ながら、ずんずん読み進めていった。

いつの間にか開いた世界と自分とのギャップに絶望するフラニーに、兄ゾーイーがかける言葉とは???

作者サリンジャーは、いつまでも子供の心(青年の心?)を持ち続けたのだと思う。
読み終えたあと、美しい2つの魂に触れたという爽快感に浸れる名作です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年9月20日
読了日 : 2013年9月19日
本棚登録日 : 2013年9月19日

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