私にとって心の絆創膏的な作品。
若い魂が必ず直面する、いやらしい現実との衝突に戸惑い、それらを拒絶するフラニー。フラニーが当惑する様に、自分の面影を見ながら、ずんずん読み進めていった。
いつの間にか開いた世界と自分とのギャップに絶望するフラニーに、兄ゾーイーがかける言葉とは???
作者サリンジャーは、いつまでも子供の心(青年の心?)を持ち続けたのだと思う。
読み終えたあと、美しい2つの魂に触れたという爽快感に浸れる名作です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年9月20日
- 読了日 : 2013年9月19日
- 本棚登録日 : 2013年9月19日
みんなの感想をみる