面白かった! 確かに、回収されない伏線や説明されない疑問など、物語としての瑕疵はあるものの、ミステリー界の大御所島田荘司が今こんなに熱のこもった作品を世に出したことに感動。
もちろん「写楽」の謎に対する解答は鮮やか。島田荘司ならではの答えだと思うし、説得力も抜群。これが正解!と思える内容だった。個人的には、解答に至る前の課題設定のしかたにも、というかそこにこそ瞠目。どんな仕事もそこがキモなんだよなぁ…などと、つい我が身を反省してしまった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2013年3月15日
- 読了日 : 2013年3月10日
- 本棚登録日 : 2013年3月10日
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