すきだあ!
シンデレラモチーフの一話の被害者のものすごくあっさりとした救いのなさに、のっけから大層ショックを受けた。
が、童話解釈のシニカルさ(むしろ痛快)と、ラブコメ的主人公コンビのキャッチーな可愛らしさのバランスがとても良くて、結局なんだか夢のあるせかい。浸る。
「書いているあいだ」の辺り、夢センセてばああ見えてロマンチストである。可愛い。
「それでじゅうぶん」って物凄くわかる……が、それってややもすれば気持ちわるい?イケメン無罪?
2016年に「ホテル・モーリス」を読んで、合わない作家さんぽいと認識していたのだけれど、勿体なかった……。
こんなに素敵な作品があるならもっと早くに読んでいれば良かった。
今回思い切って手に取ってみて良かったー!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2020年
- 感想投稿日 : 2020年6月20日
- 読了日 : 2020年6月20日
- 本棚登録日 : 2020年6月20日
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