一千億円を動かす株売のチームを率いていた四十二歳の貴志の、学生時代に憧れた女性と不倫をし裏切られ、ヒモになり保険金目当てに殺されかけ、転職、貧乏、片脚の切断と、運命より主体的で、自業自得とも切り捨てられない転落。最後まで振り絞るようで救われなさが徹底していて、生きていかなきゃいけなさが淡白な苦しさ。
読書状況:読み終わった
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2017年
- 感想投稿日 : 2018年10月13日
- 読了日 : 2017年7月20日
- 本棚登録日 : 2018年10月13日
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