殺人をゲームとして楽しんでいる登場人物たち。
悲壮感とか憤怒とか憎悪、そういうのがあまり感じられず、本当にゲームのようにすすめられる。
勿論フィクションだからこちらも楽しめる(それでも何だか後ろめたいというか不謹慎感はあるが)。でも実際にこんな考えを持った人がこの世界にはいるのかもしれないと思うとゾッとする。
そんなことを思いながら読み進め、ラストはページを捲る手が止まらず夢中になった。歌野晶午さん、私にとっては2作目だったが、他のものも読んでみよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年12月12日
- 読了日 : 2021年12月12日
- 本棚登録日 : 2021年8月20日
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