司法修習生の実体をコミカルに描いたマンガ。
司法修習生は弁護士や検事、裁判官と違ってドラマになることは少なく(「ビギナー」は司法修習生を扱った珍しいドラマです)、司法修習を経験して法曹が司法修習生時代のことを書いた本も珍しいので(「いずみの見た素顔の法曹たち」という本が旧司法試験時代の司法修習を描いています)、一般の人知られることはない謎の世界です。
それを、おもしろおかしく描いています。
私の知る司法修習生たちから聞いた話と重なるところもあれば、重ならないところもありますが、司法修習の実体を伝えるのにとても効果のある本です。
ただ、残念なのがこの司法修習は給費制廃止前なので今の司法修習生の苦労を万分の1も伝えていないこと。
どうか著者の人は人脈なら体験を聞いて、今の司法修習生が置かれている状況をマンガにして欲しいと思います。
もちろん深刻なマンガではなく、この本のようにコミカルにね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年12月10日
- 読了日 : 2013年12月10日
- 本棚登録日 : 2013年12月10日
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