キリンビバレッジの元社長である阿部氏が、
自身の経験からマーケティングと経営において肝要だと思うことを述べた本。
消費財メーカーである以上、消費者の方を向いた商売は基本。
「需要は変化・進化する」とあったが、ここをどう捉えて開発に活かすか?
本書の答えは中小企業化にある。
大企業で言えば、ブランドマネージャー制にあるようだが、
権限委譲が伴ってこそである点もよく理解できた。
書かれている内容は広く浅いため、正直物足りないと思える。
しかし、ヒット商品を出し、企業を大きく成長させた経験を、
本を通じて共有できるというだけでもすばらしいことだと思う。
もう少し、失敗事例があれば、更に納得感も高まった気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2012年9月25日
- 読了日 : 2012年9月25日
- 本棚登録日 : 2012年9月24日
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