『アルゴールの城にて』に続くグラックの文庫化第2弾。
ある1人の士官が辺境の沿岸に赴任するところから話は始まる……と、なると、同じく岩波文庫から出ている『タタール人の砂漠』を連想するが、解説でも言及されている通り、読んでみると印象はまったく違う(「タタール人の砂漠」も面白かった)。
『シルトの岸辺』は執拗に比喩を重ねる文体がより重厚でゴシック的だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年2月17日
- 読了日 : 2014年2月17日
- 本棚登録日 : 2014年2月14日
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