『ひかりごけ事件』をモチーフにした短編。
しかし件の事件が俗に『「ひかりごけ」事件』と呼ばれるようになったきっかけは、本短編が発表されたことに由来する……という。後半の戯曲部分の『我慢』という台詞が妙に印象的。
同時収録の『流人島にて』も面白かった。

2020年5月20日

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読書状況 読み終わった [2020年5月20日]

原田マハ『サロメ』が面白かったので、原典のこちらも購入。家にあるのは新潮文庫版の筈だ……(岩波と新潮はこと古典文学に関しては被っているので、ダブり買いの危険が多い)。
この戯曲、あまりにも上演の機会に恵まれないので、何処かで一度、実際に舞台にかけられたところを見てみたい……。

2020年5月16日

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読書状況 読み終わった [2020年5月16日]

演劇、戯曲をモチーフにしたミステリ。
終盤、作中にも記されているが、戯曲というのはかなり特異なテクストだ。その『特異なテクスト』を巡る愛憎劇として非常に楽しめた。本気で『R/J』を読みたいのだが、スピンオフとして出してくれないだろうか……?

2020年5月21日

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読書状況 読み終わった [2020年5月21日]

知名度としては『東日流外三郡誌』には劣るものの、こちらも偽書として名高い『椿井文書』。その全貌とは?
しかし同じ偽書でもこちらの方は何処か稚気が感じられるのが不思議。これ絶対ネタで書いてたやろ、とツッコミたいところも……w これは時代の差なのか、著者の性格の差なのか……?

2020年5月15日

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読書状況 読み終わった [2020年5月15日]

ワイルドとビアズリーの関係を軸にした長篇。
登場人物が抱く嫉妬心や執着心、奥底の欲望が正に『サロメ』だった。

2020年5月15日

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読書状況 読み終わった [2020年5月15日]

文庫化。
純粋さ、というものの結晶のような小説だった。

2020年5月15日

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読書状況 読み終わった [2020年5月15日]

シリーズ最新作。
戯言シリーズを読んでいた時は、ここまでスピンオフが出るとは思っていなかった。哀川潤はかなりキョーレツなキャラクターだけど、それがいい。

2020年5月12日

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読書状況 読み終わった [2020年5月12日]

『強欲な羊』の続編。
イヤ〜〜〜な感じが更にパワーアップしていた。素敵。

2020年5月12日

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読書状況 読み終わった [2020年5月12日]

新訳版。
チェスタトンの熱心な読者ではないのだが、これは面白かった。皮肉と哀愁に満ちた短編。

2020年5月20日

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読書状況 読み終わった [2020年5月20日]

古川日出男の最新作……は、超大作w
こんな分厚い本が出たらそれだけでも欲しくなってしまうもので、期待しながら買って、休日を潰した。一言で表現出来るような内容ではないが、休日を潰して読んだ甲斐はあった。腕は疲れたが……w

2020年5月17日

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読書状況 読み終わった [2020年5月17日]

文庫化。
デビュー作を思い出す短篇集だった。表題作が一番好きかな。

2020年5月8日

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読書状況 読み終わった [2020年5月8日]

アフリカの小国を舞台にした自伝的小説。
薄い文庫だが書かれているテーマは重い。リアリティというか、現実的な重さを感じる1冊。

2020年4月8日

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読書状況 読み終わった [2020年4月8日]

オーソドックスな青春ミステリ。
この著者は初めて読んだのだが、他のものも読んでみたい。

2020年5月20日

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読書状況 読み終わった [2020年5月20日]

群像新人文学賞優秀作。所謂『純文学』でのデビュー作ということになる。
正直、『純文学』としては些か古臭いところがあるように思う。但しその後、乱歩賞を受賞する気配はそこかしこに漂っていて、何となく、『好きな服と似合う服は違う』という言葉を思い出した。

2020年4月27日

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読書状況 読み終わった [2020年4月27日]

『キャプテン・フューチャー』の正統続編……といっても、大元の『キャプテン・フューチャー』をちゃんと読んでいないのであった。
とはいえ原典を読んでいないと楽しめないということはなかった。特に終盤の疾走感が良い。

2020年5月14日

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読書状況 読み終わった [2020年5月14日]

社会派サスペンスっぽい雰囲気もありながら、緻密に練られたストーリーはしっかり本格ミステリ。面白かった。

2020年5月3日

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読書状況 読み終わった [2020年5月3日]

予想していた以上に、1作ごとに雰囲気が変わる。まだ読んでいない本が残っている、という喜び。

2020年5月3日

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読書状況 読み終わった [2020年5月3日]

ミステリとしても、人間ドラマとしても楽しめる長篇。それにしても、往年の横溝正史を思わせる血縁関係と愛憎劇だった。

2020年5月6日

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読書状況 読み終わった [2020年5月6日]

シリーズ最新作。
油断していると引っかけられそうになるのは、ミステリの時と同じかw

2020年5月4日

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読書状況 読み終わった [2020年5月4日]

ちょっと珍しい媒体に掲載された短篇集。
クラシック音楽のことをよく知らなくても楽しめる。というか、よく解らないからこそ逆に面白かったのかも?

2020年5月11日

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読書状況 読み終わった [2020年5月11日]

入手困難だった長篇が合本で単行本に。
とはいえ2冊とも親本を持っていたりもするのだが……。この頃の長篇は入手困難なので、新刊で手に入るようになったのは嬉しい。

2020年5月7日

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読書状況 読み終わった [2020年5月7日]

『おおきな森』を買ったので再読。
スケールの大きさと、偏執的とも思える緻密さが絡まり合っている。こういう長篇はちょっと見たことがない。

2020年5月3日

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読書状況 読み終わった [2020年5月3日]

ガッツリ気合いの入った本格もの。殆ど一気読みだったんじゃないかなぁ、これ。

2020年5月6日

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読書状況 読み終わった [2020年5月6日]

かつてサンリオSF文庫から刊行されていた長篇が復刊。
『クローン』というものに関する浮世離れした描写にはやや違和感があるものの(現代ではこのような描かれ方はしないだろうな、という感じ)、面白かった。

2020年5月18日

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読書状況 読み終わった [2020年5月18日]
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