古典的なクローズド・サークルものの体裁を利用したSF小説。SF的なところも多数あるが、ストーリーの流れはミステリの『お約束』に則って進む。
SFパートは兎も角、ミステリ的には強引さが目立ち、やや不満の残る仕上がり。しかしラストシーンは素晴らしい。ティプトリーはミステリを書こうとはしていなかっただろうし、そこを云々するのは野暮なのかも……うーん。でももうちょっと何とか……。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年8月6日
- 読了日 : 2013年8月6日
- 本棚登録日 : 2013年6月3日
みんなの感想をみる