ヨーロッパの帝国主義: 生態学的視点から歴史を見る (ちくま学芸文庫 ク 28-1)

  • 筑摩書房 (2017年4月6日発売)
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感想 : 6

植物や家畜、病原菌といった生態学にフォーカスを当てた世界史。
非常に興味深く読んだ。病原菌に関しては先行の著作がありそうだが、植物や家畜といった生態系全体に関してのものは余りないように思う。
新大陸発見以降から始まったヨーロッパ人の植民(※本書で言う「植民」とは、一般的に連想される「帝国主義」「植民地」という意味ではない)が、アメリカ大陸やオーストラリア、ニュージーランドでは成功し、アジアや中東で失敗したのは何故か?
こういう本が1998年に既に邦訳されていたというのは驚いた(単行本は岩波書店より)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年5月6日
読了日 : 2017年5月6日
本棚登録日 : 2017年4月30日

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