悔しいのである。
珍しく通勤電車の中で読む本を忘れ、駅のコンビニの小さな本棚で見つけた本。伊集院静などという照れ臭い名前に辟易しながら買った本。強くて優しい先生と離島の小学生の交流、少女は先生に淡い恋心を抱き、網元は業突く張りで、その子分は先生を目の敵にしつつ、最期には感服してしまう。主人公の先生が子供の頃の病気の所為で口が聞けないことを除けば、これと言って目新しいものも無く、というよりなんだかメロドラマにでも良く出てきそうな通俗的筋書きの本。
しかし、一気読みでした。それがなんだか悔しいのです。
内容的にも文体面でも特に優れているとは感じませんでした。しかしなんとなく心地よく読ませてもらえた本でした。
読書状況:読み終わった
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一般
- 感想投稿日 : 2017年11月8日
- 読了日 : 2004年8月27日
- 本棚登録日 : 2017年11月8日
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