私の初読み作家=千早茜さんのデビュー作であり、泉鏡花文学賞受賞作。
地方は不明。時代も明確ではないが、電気が出てくるので大正頃か。
河口にある遊郭だけの島。そこで育てられた美しい姉と弟。そして魅力的なその他の登場人物達。
付いて行けない描写も有るが幻想的で耽美な世界が広がる。濃密で湿度が高く薄暗い。そしてどこか儚く気怠い。
そんな著者の世界にどっぷり漬かった読後感でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2022年6月21日
- 読了日 : 2022年6月21日
- 本棚登録日 : 2022年6月21日
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