久しぶりの再読です。
ベンフォード作品は何冊も本棚に並んでいることから、一時は私が嵌った作家さんの様ですが、どうもはっきりとした記憶が。。。作品そのものより、科学者作家というレッテルばかりが残って居る程度で。
ハードSFを期待して読み始めたのですが、むしろジュブナイルに分類されるべき作品かもしれません。確かに描かれる背景ガニメデや遺伝子操作された動物などはハードなのですが、ストーリーそのものは少年の成長物語です。
雰囲気は重苦しく陰鬱です。これも記憶が定かではないのですが「砂の惑星」に似ているように思います。また、長い文節で綴られる感情は、どこか抽象的でストレートに伝わってきません。ストーリは追えるのですが、文章の何割かは、目が文字の上を滑り去るだけになってしまいました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サイエンスフィクション
- 感想投稿日 : 2009年12月16日
- 読了日 : 2009年12月16日
- 本棚登録日 : 2009年12月16日
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