アレフの彼方 (ハヤカワ文庫 SF 591)

  • 早川書房 (1984年12月1日発売)
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本棚登録 : 37
感想 : 5
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久しぶりの再読です。
ベンフォード作品は何冊も本棚に並んでいることから、一時は私が嵌った作家さんの様ですが、どうもはっきりとした記憶が。。。作品そのものより、科学者作家というレッテルばかりが残って居る程度で。
ハードSFを期待して読み始めたのですが、むしろジュブナイルに分類されるべき作品かもしれません。確かに描かれる背景ガニメデや遺伝子操作された動物などはハードなのですが、ストーリーそのものは少年の成長物語です。
雰囲気は重苦しく陰鬱です。これも記憶が定かではないのですが「砂の惑星」に似ているように思います。また、長い文節で綴られる感情は、どこか抽象的でストレートに伝わってきません。ストーリは追えるのですが、文章の何割かは、目が文字の上を滑り去るだけになってしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サイエンスフィクション
感想投稿日 : 2009年12月16日
読了日 : 2009年12月16日
本棚登録日 : 2009年12月16日

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