バーティミアスII ゴーレムの眼

  • 理論社 (2004年11月24日発売)
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感想 : 123
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一巻で主人公の小憎たらしさに舌を巻いた私ですが、ここへ来て、「小」が晴れて取り除かれ、もう「憎い」です。「憎らしい」でも何でもなく。

前作は主人公の魔法使い見習いの少年と、彼が召還する悪魔のバーティミアス、この二人の視点が交錯し話が進みました。今回は更に、魔法使いに見下された労働者階級にある「<font color=red>一般人</font>」の少女の視点も絡んでもつれてやがて1つの山場を迎え、そしてまたそれぞれのエンディングへ...と言う構成。ファンタジーだし、児童書なので、頭を柔軟にしないと混乱してしまうかも。

私はファンタジーも児童書もMVP(マルチビューポイント)も好む方なので楽しめました。

個人的に一般人の少女キティと悪魔のバーティミアスが好きなので、前作より今作の方が断然楽しめました。むしろ魔法使いナサニエル視点が煩わしい。

ファンタジーに置き換えて世の中の格差階級に訴えかけています。作者は政治家に恨みでもあるのでしょうか。いや、公務員が嫌いみたいです。

今回はときめく要素も結構あって、バーティミアスがカッコいいです。惚れます。因みに私はバーティミアス×クィーズルよりはバーティミアス×キティ派ですが、世の腐女子諸君は断然バー×ナサ派のようです。だったら私はプト×バーを推す。←黙れ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー(海外男性作家)
感想投稿日 : 2012年8月12日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年8月4日

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