肩書きだけの管理職: マクドナルド化する労働 (シリーズ労働破壊 3)

  • 旬報社 (2007年12月1日発売)
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マクドナルドを読んだ時点では、ここにも小泉-竹中ラインによる米国化の悪影響がはっきり表れています。これでTPPとなれば、まさしく普通の労働者にとっては、恐怖の世界に!

当たり前ですが、いずれも上記の小泉-竹中構造改革の終了と共に急速に社内の雰囲気が重苦しいようになったものばかりです。

最後のCFJではホワイトカラー・エグゼンプションが取り上げられていました。米国の余計なおせっかいによる日米投資イニシァティブで導入が勧告されたとありますが、こんなもの導入されれば、更に状況は悪くなるばかりです。

労務管理強化に走った挙句に、その会社自体の業績もここへ来て更に悪化。ましてや現在の政治状況では、非正規労働の問題は先送りされ、復興増税や消費増税に加えて、官僚による復興予算の流用など、悲惨な政治状況になっていますので、職場の環境も改善とは程遠いものと予想されます。

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感想投稿日 : 2012年11月13日
読了日 : 2012年11月13日
本棚登録日 : 2012年9月21日

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