組織の毒薬 サイバーエージェント副社長の社員にあてたコラム (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎 (2017年8月30日発売)
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CAの社員さん向けに発信した内容を書籍にまとめている。
そのため、社内用語も多く、読みにくさがある。

ただ、組織で働く社員の1人として、参考になる点も多かった。

31番「組織で働くとは」
21番「一番大切なものは文化」
が印象的だった。

今の時代、1人でも稼ぐ方法はたくさんあると思う。
しかし、組織で働くことを選択している人が多い。
それは、1人だと不安で飛び出せないという理由も大きいと思う。組織は、何かをやり遂げた時の達成感だったり、充実感を仲間とともに得られる環境が用意されていることが良さだったりする。もちろん、仲間の考え方が合わないといったこともあるが、それを含めて共に乗り切るとき、1人では得られない充実感がある。会社で働くことは、文化祭の延長戦上にあるのかもしれない。


組織で働くことが文化祭の延長戦上にあるなら、何をお客さんに提供したいのかというビジョンが大事になる。さらに、そのビジョンや校風そのものをみんなが体現しているからこそ、お客さんが楽しいとか、この学校に入りたいって思ってもらえるんだと思う。
だから、何を提供したいのかをみんなが意識して、うちの学校ってどんなところなのか、みんなで自分たち自身を客観的に見られること、体現できていることが大事。

校長・理事長・社長などが変わると、校風・ルール・社風などが変わり始める。トップはなぜ、既存の在り方を変えて、新しい文化をつくっていきたいのか、しっかりと生徒・社員に落とし込まないと、結局お客さんに喜んでもらえるサービスづくりはできないと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年10月7日
読了日 : 2018年10月20日
本棚登録日 : 2018年10月7日

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