影踏み (祥伝社文庫 よ 5-1)

著者 :
  • 祥伝社 (2007年2月1日発売)
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本棚登録 : 3647
感想 : 353
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オーディオブックで読み放題のオススメになかったらきっと手にしないはずのジャンルでした。
著者や本作になんの予備知識もないまま聴き始めましたが、かえってそれが良かったです。
双子の設定も面白いし、それぞれ独立した短編が双子の二人?を軸にしっかり繋がっていてクライマックスまで飽きませんでした。
泥棒の専門用語が多くて初めて聞く単語が多かった。
"夜と男に捏ねくり回された"という表現はじめ、女の人の描き方がなんとなく少し不快だった。
登場人物の誰にも共感出来ないしなんとなく気持ち悪かったのに、同時にずっとすごくせつない気持ちがあって、それは最後まで続きました。
これ、シリーズものではないのかな?
そうであるなら読みたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月17日
読了日 : 2020年7月17日
本棚登録日 : 2020年7月17日

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