常識としての軍事学 (中公新書ラクレ 165)

著者 :
  • 中央公論新社 (2005年1月1日発売)
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本棚登録 : 120
感想 : 17
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物事は多角的に見るべきなので、軍事に詳しい元自衛官という肩書の著者の本を読んでみた。確かに現場のリアルさが紹介されていたし、自分が知らない物事の「一面」を知ることができた。
しかし、著者には学歴コンプレックスでもあるのか東大出身者がとにかくお嫌いのご様子。言葉の選び方などに卑しさを感じる本でした。
どんなに文章の内容が良くても言葉の選び方次第で信用度は下がる。自らも大学卒業後現場で学んだことをもとに本を書いておきながらズレた東大批判を挟み込む著者の論理に多角的視点はなく、全体を俯瞰した正確性もないのではないかと疑問に思った1冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治・法律・経済
感想投稿日 : 2021年4月9日
読了日 : 2021年4月11日
本棚登録日 : 2021年4月12日

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