実証史学に基づく最新研究と言っても、新史料があるわけでもなく、過去の研究書を引用・整理して、まとめただけの印象。字数制限のせいか研究内容に深みもない。結局参考文献を読むしかない。
また、当然の事ながら編者のお弟子さん達による論文集なせいか互いの著書を参考文献にしていたり史観も似たり寄ったりなのかと。歴史学は解釈学であるという事をあらためて痛感した次第。
とは言っても、海軍にもドイツ派が居たとか、外務省にも強硬派が居たとか、発見はあった。今後は海外視点の史料発掘による新たな視点を開拓していくしかないのかと。
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- 感想投稿日 : 2018年8月30日
- 読了日 : 2018年8月30日
- 本棚登録日 : 2018年8月30日
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