カント―わたしはなにを望みうるのか:批判哲学 (入門・哲学者シリーズ 3)

著者 :
  • 青灯社 (2007年10月3日発売)
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感想 : 7

「直観なき形式は空虚であり、形式なき直観は盲目である」という合理論的独断論と経験論的懐疑論の調停の説明はわかりやすい。「経験は思い込み」には同意するが、たとえ理性の暴走であっても、形而上学的問いに理性で決着がつけられない「二律背反」を追究していく過程にこそ意味があるように思え、この点においては純粋理性批判の批判?をしたい気持ちになる。

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感想投稿日 : 2012年8月12日
読了日 : 2012年8月12日
本棚登録日 : 2011年7月28日

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