みなさんには「推し研究者」はいますか?" という出だしから始まる本書。残念ながら私には一人も思いつかない。
どうして市民と研究者の間にこうも隔たりがあるのか。科学の面白さはどう伝える?基礎研究はこれからどう支えるべきか?そもそも「役に立つ」とは?
それぞれ違う立場から科学、基礎研究、これからについて語っている。ナビゲーターの方も学術系クラウドファンディングサイトの方で、質問の内容が具体的で、文系の私にも大変興味深い内容だった。
説明責任の一つに「研究者の日常を伝える」のもありではないか、というのも面白いなあと思った。
あと無理して「〇〇に役に立つ」をゴールにしなければいけない、というのはおかしいのではないか。自分の「知りたい」をもっと突き詰めてほしいし、それを支える仕組みを作ろうと奮闘している4人の姿が垣間見えた。
オススメ度:
★★★★☆
ノブ(図書館職員)
所蔵情報:
品川図書館 407/H42
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年10月12日
- 本棚登録日 : 2022年4月5日
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