戊辰戦争は不思議な戦争である。佐幕側の敗因は色々と分析できるか、佐幕側は殺すか殺されるかの戦争をする感覚よりも、朝廷に嘆願するという意識が強かった点が大きいだろう。蝦夷共和国で独立政権を志向した榎本武揚でさえ右大臣岩倉具視に宛てて、旧幕臣による蝦夷地開拓を歎願していた。承久の乱のように朝廷と真っ向から対決して屈服させるという武士の意識はなくなったのだろうか。
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エッセイ
- 感想投稿日 : 2021年8月28日
- 読了日 : 2021年8月28日
- 本棚登録日 : 2021年8月28日
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