ある寂れた観光地の旅館街が舞台。
いじめられている敦子とそうと知らないまま“普通”に倦んでいる逸夫はあるきっかけにより距離が縮まる。
敦子は自殺を思いつめるが、タイムカプセルに自分をいじめた人たちのことを書いたことが心残りである。
なぜなら、彼らのせいで死んだと思われてしまうから…。
敦子はタイムカプセルを掘り起こして手紙を入れ替えたいと思い、逸夫に真実を告げないままタイムカプセルを掘り起こしてほしいと頼む…
という話。
面白かったけど、敦子の自殺をしたいという気持ちに感情移入することができなかった。
まぁできたら辛いからできなくてよかったかもしれないけれど…。
道尾さん作品としてはいつも通り、なんだか切なく辛い、けど最後には救いがある、という話でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
道尾秀介
- 感想投稿日 : 2013年10月3日
- 読了日 : 2013年10月3日
- 本棚登録日 : 2013年10月3日
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