この季節になると読みたくなる絵本です。
一年で家族がそれぞれに、作ったものをにぐるまをひいて、市まで売りに行く父さん。
季節の移り変わりと暮らす4人の家族の、慎ましやかながら、でもうらやましいぐらいに穏やかな暮らしが描かれています。
父さんが牛を売るときに牛の鼻にキスをするところがたまらなく好きです。
静かな絵本の展開の中に、深い愛情を感じます。
慌ただしい日常の中に、なぜこんなにも時間に追われるのかと思う今、読み直して、心の潤いを取り戻したいです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2010年10月24日
- 読了日 : 2010年10月24日
- 本棚登録日 : 2010年10月24日
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