アモス・ダラゴン (1)

  • 竹書房 (2005年5月1日発売)
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本棚登録 : 189
感想 : 19
4

本好きの夫婦の間に生まれたにしては、長男(小5)はあまり小説を読まず、寂しいなぁ、と思っていたら、学校の図書室で借りて、読書の時間に結構読んでるとの話、そりゃあ、いい事だ。
で、クラスでも人気で、本人も一番気に入っているのが、本シリーズ。全12巻をほとんどを読破済みらしいし、お風呂でちょっと話を聞いたら、入る前から出るまで、延々とストーリーの説明を聞かされた。それだけ面白いってことか。
 そうなると、個人的な興味のため、親子のコミュニケーションのため、呼んでみたくなるのが親心。早速、図書館でゲットして読んでみました。
 これは、受けるわ、というのが第一感想。一時期、巷に溢れかえった海外ファンタジーの翻訳。壮大なバックボーンをちらつかせながら、主人公が成長、強くなっていく話と言えばそれまでですが、出てくるキャラやアイテムも、本巻だけでも、マーメイド、メデューサ、セト、ナーガ、バシリスク、と定番形を惜しげもなく並べながらも、小物も4つの仮面(気、火、水、土)、4つの石、三叉の矛、など、もうそれっぽいものばかり。
 ただ、そうなりながらも、きっかり読ませて、かつ続きが読みたくなるような構成になっているところは、素晴らしいです・・・
 素直に楽しめますよ、ほんとに。続き読もうと思いますもの。変にダーク色をちらつかせたファンタジーよりも、よっぽど面白いです。
 これって、親子で単に好みが合っているだけなのかな・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年11月11日
読了日 : 2012年11月10日
本棚登録日 : 2012年11月10日

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