マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣

著者 :
  • アスコム (2014年7月26日発売)
3.35
  • (13)
  • (50)
  • (61)
  • (17)
  • (4)
本棚登録 : 566
感想 : 51
4

マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣
2014/7/26
大嶋祥誉

著者はセンジュヒューマンデザインワークス代表取締役。エグゼクティブコーチ、組織開発・人材育成コンサルタント。勤務していたマッキンゼーでは新規事業の立ち上げ戦略、全社戦略立案、営業戦略立案などのコンサルティングプロジェクトに従事。著書に「マッキンゼー流 入社1年目 問題解決の教科書」等がある。

たいていの仕事は「何らかの問題」を解決するために行う。
つまり、「何らかの問題」がスタートの点であり、それを「解決すること」がゴールの点になる。クオリティーとスピードのどちらも追求しながら、2つの点を最短ルートで結んでいく。これこそがプロフェッショナルの仕事である。

それを実現するための39の習慣についてマッキンゼーで学んだことを礎として本書は6章にわたりそれを説明している。
①「バリュー」にこだわる:問題解決の習慣
②要点は3つにわける:できる部下の習慣
③タスクを視覚化する:段取り上手の習慣
④自分の主張は質問に込める:お客さんの心をつかむ習慣
⑤認める・共感する・インスパイアする:できる上司の習慣
⑥感情をコントロールする:働くモチベーションを高める習慣

真新しいことが書かれているわけでもない。理解をするのが難しいというわけでもない。1時間程度で読むことができる本書。
しかし、中身をすべて実践できるかと言われればできない。
仕事を行う上で基礎能力について重点的に書かれている本書であるも基礎能力であるもそれは高めていけばどの職位においても役立つ素晴らしい能力である。

さらりと書かれたわかりやすい文章は古からのマッキンゼーの魂なるエッセンスが凝縮されたものである。そうそう全て真似できるものでもない。かつひとつだけ真似ると大けがしかねない。

そのことも十分に理解した上で自分に落とし込んで考える必要がある。しかし、出来ることやなねばならないことについては勇気を持って取り入れていきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事術
感想投稿日 : 2015年5月17日
読了日 : 2015年5月17日
本棚登録日 : 2015年5月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする